こんにちは!
練馬のピラティス&ヨガスタジオOlulu-オルル-です。
ヨガはカラダを伸ばしたり動いたりするので、ときにストレッチや体操と同類に見られることもありますが、それらと大きく違うのは呼吸を意識して行う点にあります。ヨガの呼吸法には流派や目的に合わせて代表的に6種類ありますが、一般的に広く行われているハタヨガで取り入れられているのは腹式呼吸になります。
ヨガは呼吸に合わせてカラダの動きが伴うという考え方になりますので、ヨガを実践する上で、呼吸はとても大事です。さらにヨガの呼吸はココロとカラダに素晴らしい効果をもたらします。今回はその効果をお伝えしていきます。
ヨガの腹式呼吸がもたらす効果
自律神経のバランスを整える
自律神経とは、交感神経(活動的、ストレス)と副交感神経(落ち着いた、リラックス)のことですが、その働きは汗を出す、体温を調整する、内臓を動かすなど自分の意識ではコントロールができないのが特徴です。その自律神経のバランスが乱れることで、不眠や胃腸の不調、生理不順などカラダの不調として現れます。そしてストレスを感じることで呼吸は浅くなりますし、その逆の場合もあります。ヨガの腹式呼吸は鼻から吸って、鼻から細く長く吐くことでリラックス効果のある深い呼吸になり、ストレスで上がった交感神経を下げていきますので唯一自分で自律神経のバランスを整えることができ、ストレスを軽減する効果があります。
有酸素運動の効果
有酸素運動は名前の通り、呼吸で酸素を取り込みながら運動をすることで、脂肪燃焼効果や基礎代謝をアップさせる効果があります。
特にヨガを始めたばかりの時は、ポーズを取ることに集中して呼吸への意識が薄れてしまいがちですが、呼吸に合わせてカラダの動きをつけていくことで、有酸素運動となり、それぞれのポーズが持つ効果効能も最大限に高めてくれます。
睡眠の質を上げる
交感神経が高い状態だと、寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなります。
特に寝る直前までスマホやパソコンを使っていたり、寝る前に強度の高い運動をしたりすることで、脳が休まらず交感神経が上がってしまいます。ヨガの腹式呼吸は吐く呼吸を長く行うことで副交感神経を優位にしていきますので、リラックス効果が得られ、寝付きがよくなり睡眠の質が上がります。
集中力アップで仕事効率が上がる
ヨガは古くは修行僧が精神統一のためとして行われていたものです。
呼吸をしながらポーズを行うことで、普段は外側に向けられていた意識が自分の内側(呼吸とカラダ)に向けられるようになり、瞑想状態になります。それによって集中力が高まり、頭がクリアになるので新しいアイディアが浮かんだり仕事の効率も上がりやすくなります。
いかがでしょうか。やってみて損はない!ですよね。次回は、腹式呼吸の実践方法についてお伝えしていきます。